http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20081007ddm012040014000c.html
(毎日)
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耐震データ偽造事件で、建て替えを余儀なくされた東京都世田谷区の分譲マンション「グランドステージ(GS)千歳烏山」と川崎市の「GS溝の口」の住民38世帯57人が6日、国と両自治体、民間検査機関「イーホームズ」を相手取り、建て替え費用や慰謝料など総額約10億4540万円の賠償を求めて東京地裁に提訴した。被害住民が国を提訴したのは初めて。
国の責任について住民側は、98年の法改正で建築確認業務をできるようになった民間機関を適正に監督せず、構造計算の偽造が簡単な計算プログラムを認定したと主張している。実刑が確定した元1級建築士の姉歯秀次受刑者(51)については「資力が乏しい」(弁護団)として提訴対象に加えなかった。
両棟の強度は、建築基準法が定めた最低基準の34〜39%しかなく、溝の口は昨年12月に建て替えが終わり、千歳烏山も年内に完了する見通し。
会見した原告の木村政和さん(44)は「国がしっかり検査していれば、でたらめな建築確認済み証は発行されなかった。姉歯受刑者一人の責任にして事件が幕引きされるのは我慢ならない」と国の責任を強調。
原告団長の西川智(さとる)さん(38)も「1世帯当たり2000万円以上の追加ローンが生じていて、生活が立ちゆかなくなる可能性がある」と訴えた。
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