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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080918ddm002020052000c.html
(毎日)

たばこが1箱1000円になった場合、税収は今後10年で約9兆円の増加が見込めるとの試算を、厚生労働省の研究班(主任研究者・高橋裕子奈良女子大教授)が17日公表した。たばこ値上げと税収を巡っては、禁煙する人も増えるため増収につながらないとの意見もあるが、研究班は「多くの喫煙者はやめたくてもやめられず、値上げすればするだけ税収アップになる」と予測している。

 研究班はインターネットで2万人以上の喫煙者に意識調査を実施し、現在の1箱300円が1000円になると96%が禁煙を目指すとの予想を立てた。

 しかし、中央社会保険医療協議会の調査によると、禁煙に最も効果的な医師による治療でも、1年後の成功率は33%。吸う本数が減る分を勘案しても、値上げの年の需要は前年の36%あり、たばこ税の収入は5600億円のアップ。さらに翌年は再喫煙者が増えて需要が4割台に回復し、税収は据え置きよりも1兆2700億円増えると結論付けた。1箱500円なら10年間で約4兆円の税収増になる。

 高橋教授は「希望者全員が禁煙治療を受けた場合の試算で、実際の喫煙者はもっと多くなって需要が減らないかもしれない」と話す。ただし、1人が何度も禁煙治療に挑むケースなどは、データがないため想定していないという。

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